ゴー宣DOJO

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切通理作
2014.5.28 10:43

捨てよう!政治家性善説

僕はこれまで憲法は「きまり」である、という意識しかありませんでした。どうしても考えなければならない問題が出てこない限り、そこを再検討する意義もわかりませんでした。

 

しかし小林さんが「言葉は命」と言うのに触れて、政治家が憲法や憲法の解釈の「ささいな文言」に変更を加えようとした時には、必ず国民もまた、そのことの理由を考えてみる必要があると思うようになりました。

 

政治家がやりたいと思うことを実現するために、都合良く憲法や憲法の解釈を変えてしまう動きは、そこから読み取れないか?

 

ゴー宣道場の動画『時事楽論』でも、舛添要一さんの『憲法改正のオモテとウラ』をテキストに、高森さんと話題にしましたが、「義務教育の年数」や「家族は和を尊び」などとわざわざ憲法に盛り込もうとする時、我々国民は「べつにいままでもやってきたことを明文化しただけだからいいのかな」と思いがちです。

 

けれど、当たり前のことをわざわざ盛り込もうとする時は、必ずそこには、短期的な目的を達成するための政治力学が持ち込まれようとしている……ぐらいのことは思った方がいい。

 

我々国民は政治家に対しての性善説を採るのではなく、彼らは自分たちの縛りを少なくして、国民の方の縛りを強めるものだと思うぐらいがちょうどいいのかもしれません。

 

そして我々国民が個別自衛権を本気で検討しないでいるために、かえって憲法の解釈変更が、現状肯定の、耳当たりのいい言葉によってなされようとしているのではないでしょうか。

 

そんなことを、次回道場では考えてみたいと思います。

本日締切りです。

みなさん、ふるってご参加を!



入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
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当選された方は、道場当日、
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 道場参加申し込みフォーム

なお今後は不定期開催となるため、
往復ハガキでの応募は中止させて頂きます絵文字:重要絵文字:記念日

応募〆切 は 平成26年5/28(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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